理研と未来を創る会会長挨拶

「理研と未来を創る会」について

理研と未来を創る会
会長 岡野 教忠
(㈱リケン 名誉会長)

理化学研究所は、1917(大正6)年に、産業の発展のために科学研究と応用研究を行う財団法人として渋沢栄一を設立者総代として創立されました。百年を超える歴史を持つわが国で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学など幅広い分野において先導的な研究を推進されております。現在は特定国立研究開発法人として、国際競争の中で革新的な研究成果を創出し、日本のイノベーションシステムを強力に牽引されております。

人類は気候変動はじめ地球規模の多くの社会課題に直面しておりますが、さらにCOVID-19という瞬時に世界規模で広がった脅威に曝され人類生存の危機に瀕した今、まさに科学技術の真価が問われております。理研はこのような事態に対し特別プロジェクトを立ち上げ、例えば世界最先端・最高アプリケーション性能を目指して開発されてきた我が国のフラッグシップスパコン「富岳」を診断・治療から感染拡大防止などに「富岳」の能力を大幅に前倒して提供し一日も早いパンデミックの終結に貢献されています。

「理研と未来を創る会」は、「理研と親しむ会」として、1987年に理研と産業界との関係強化を図り、科学技術の一層の発展と社会還元の更なる促進を目的に発足しました。「理研と親しむ会」は発足30周年を機に、「親しむ」から一歩踏み込んだ「理研と産業界がともに切磋琢磨し互いに発展する」ことを目指し、2018年に「未来を創る会」へ名称変更いたしました。科学技術の真価が問われる今、その研究成果の社会還元の加速のために、更なる活動基盤の強化が必要であると考えます。

「理研と未来を創る会」は、理研を核にした密接なネットワークを構築する役割を果たし、理研が推進する社会とつながる科学研究・技術開発に寄与できるよう、諸施策を立案・推進してまいります。 産業界の皆様におかれましては、当会の運営趣旨及び行事にご賛同いただき、奮ってご参加いただければ幸いです。

理化学研究所理事長挨拶

「理研と未来を創る会」に期待する

理化学研究所
理事長 松本 紘

企業の皆様には理化学研究所(理研)にご支援、ご協力賜り、誠にありがたく存じております。財団法人理研以来の理研とゆかりのある企業が中心となり1987年に「理化学研究所と親しむ会」は結成されました。結成30周年を迎えた2017年に、理研と産業界がともに切磋琢磨し互いに発展することを目指し、「理研と未来を創る会」へと発展しました。理研と産業界との交流会を深める重要な役割を担っていただき、大変感謝しておりますとともに、理研を核とした異種業まで含めた連携を構築し、社会が求めるイノベーションにつなげていくきっかけを創る場となることを期待しております。

2015年4月から、理研は国立研究開発法人へと移行し、「研究開発成果の最大化」がミッションとなっています。世界トップレベルの素晴らしい論文を多く出すことはもちろん重要ですが、アウトカムとして社会に見える形で貢献あうることも重要であると考えています。

2015年5月に、新しい経営方針として5項目からなる「理研 科学力展開プラン」を発表しました。この一つの項目に『3.イノベーションを生み出す「科学技術ハブ」機能を形成する』を掲げ、全国の大学と一体となって科学力の充実を図り、これを、国内外の研究機関や大学・産業界と形成する科学技術ハブ機能を通して展開し、イノベーションを生み出すことを進めております。

理研が企業の皆様とともに科学技術と産業の一層の発展を目指すべく、是非とも「理研と未来を創る会」にご参加いただき、お力添えをいただけますようお願い申し上げます。